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【呪術廻戦×喜久福】コラボの火付け役「さくらさん」って何者?フォロワー7万人を超えた3つの秘密(前編)

しゃけしゃけ 改めこんにちは。
とーかくライターのみんちゃんです。

突然ですが、クリスマスはみなさんいかがお過ごしでしたでしょうか?
私はついに発売された呪術廻戦、単行本の最終巻を読了すべく、死滅回游編から一気読みを敢行。
ドライアイと引き換えに、長いネタバレ回避生活にやっと幕を閉じることができました。(連載が終了した10月以降、SNSでは鬼のようにネタバレが飛び交うので、しばらくネットサーフィンが命がけだったのです。)

呪術廻戦とは

2018年~2024年まで週刊少年ジャンプで連載。
作者は岩手県出身の芥見下々あくたみげげ先生。

■あらすじ
呪い。
辛酸・後悔・恥辱…。人間の負の感情から生まれる
禍々しきその力は、人を死へと導く。
ある強力な「呪物」の封印が解かれたことで、
高校生の虎杖は、呪いを廻る戦いの世界へと入っていく...!
異才が拓く、ダークファンタジーの新境地!

週刊少年ジャンプ公式サイト
https://www.shonenjump.com/j/rensai/jujutsu.html

やっと読破できたはいいものの、My推し 狗巻くんの出番がちょっと・・・少なく・・・しおれていた私。
供給がないならあるところを読めばいいじゃない!
ということで最初から読み返してみたら
記念すべき五条先生の初登場シーンにはなんと

お茶の井ヶ田さんの「喜久福きくふく」が!

抹茶などのクリームと甘さ控えめのあんこをもちもちのお餅で包んだ、まさに「食べるお茶」。
五条先生はずんだ生クリーム(右下)味、
作者の芥見先生はほうじ茶生クリーム味(左下)がお好きらしい。

主人公の虎杖 悠仁くんは何を隠そう、宮城県仙台市出身。
シリーズ冒頭の舞台となった上に、馴染み深いスイーツも登場!
地元民は大歓喜のシーンでしたよね。

さてさて、こちらの記念すべき我らの喜久福きくふく登場シーン、アニメ放送時にX(旧Twitter)を盛り上げたこちらの投稿をご覧になりましたでしょうか?

驚きの1.4万インプレッション!
呪術ファンのつぶやきがバズったのかと思いきや
実は投稿していたのは企業公式アカウントの

お茶の井ヶ田 喜久水庵【公式】さくら🌸さん。

公式ファンネームは「#チャッキー🍵」

お茶やさんとは思えないこのカジュアルでおしゃれなたたずまい・・・
企業公式アカウントでありながら日常のつぶやきも多く、その明るく自然体なキャラクターから、フォロワーはなんと7万人を超えています。

さくらさんの人気の秘密、知りたい!

ということで

お茶の井ヶ田さんに突撃してみました。


SNSの管理・運営を担当する藤野さん
コンプラチェックやSNSマーケティング、プロデュースを行っています。

藤野:もともとうちの公式のSNSアカウントがあったんですけど、僕が開いたときはずっと更新が無くて。フォロワーが35人しかいなかったんです。

ーーそれが今や7万人超え・・・改めてすごい伸びですね。

藤野:コロナ禍が始まって営業時間を短縮して、お客様とコミュニケーションを取る時間が急激に減った中で、お客様に忘れてほしくないということをすごく感じたんですよ。
なのでSNSを通じて「うちの会社元気にやってますよ」って広めていきたい、お客様との接点作りをしたい、というのがあって。
そこで同僚の一人に「キャラクターのモデルなってほしい」と依頼し、今でもポストをお願いしています。私はそのお手伝いをしています。

ーー対面でお客様と話す機会が減った分、SNSで交流ができたらと考えられたわけですね。

さくらさんの秘密 その壱
フォロワー数爆増には「プレゼント企画」!

ーー正直な話・・・どうやってここまでフォロワー数を増やしたんですか?

藤野:SNSという新しい場所でお客様とコミュニケーションを取っていくには、まずはうちのブランドを知っている人にも知らない人にも、アカウントの存在を知ってもらうことが大事。そのためにどうしたらいいかずっと考えてました。
ナショナルブランドではフォロワーさんが何十万人もいるアカウントがあったりしますよね。でも我々のような地方の企業でもフォロワーさんがたくさんいるところはあって。実はそうしたアカウントは、プレゼント企画のような形でお客さんとコミュニケーションをたくさん取っていたんです。

ーーたしかに、フォロー&リポストで○○プレゼント!みたいな投稿よく見かけます。でも、応募のときだけフォローして終わっちゃいませんか・・・?

藤野:ただ単に当選して送って終わり、ではなくお客さんからなぜ応募したのかなどフィードバックいただけることに気づいたんです。そこから当社もプレゼント企画を始めて、一瞬でフォロワーさんが増えました笑
「食べて美味しかったです」「今まで知らなかったけど応募します」というコメントを頂いたりもして、新しいムーブメントが起きたのは面白かったと思います。
定期的にこうした企画を開催することで、「さくらさん」の認知度も少しずつ上がっていったという感じですね。

ーープレゼント企画自体が企業とお客さんとの交流の場になったんですね!たしかに、応募する側もぐっとお店との距離が縮まる感じがします。

さくらさんの秘密 その弐
他愛も無いことを言い合える「ファン」作り

藤野:始めの頃も少しずつフォロワー数が増えてはいたんですけど、やっぱりお茶の井ヶ田=お茶やさんという堅いイメージも昔からあって。

ーーたしかに、ちょっと敷居が高い印象があるかもしれません。

藤野:一番はみなさんにファンになってほしいんです。ファンってつまり、身近に感じてもらうことだと僕は思っていて。なので、投稿では他愛も無いことをどんどんポストしてほしいと同僚に伝えました。
お茶の井ヶ田公式アカウントとして発信してたときは、お客様からリポストやリプライのような反応をもらえることはほとんど無かったんですよ。
でも、ある意味一人のキャラクターとして「さくらです。よろしくね」と言い始めたら、みなさん「さくらさんさくらさん」って話しかけてくれるようになりました。それがファン作りに繋がったし、面白かったなと。

ーーこれまでの投稿を拝見しても、「おはよ~」とか「そこ行ったことあるよ!」とか、みなさん思ったことをフランクにリプライされてました。まさに「お茶の井ヶ田さん」にではなく「さくらさん」に話しかける感覚だからこその距離感ですね。

さくらさんの秘密 その参
「タイミング」の見極めが肝心

ーー私もnote投稿を控える身として1番気になっていることが・・・
ズバリ、たくさんの人に見ていただくための秘訣ってありますか!?

藤野プロモーション色の強いものは、より注目してもらえるようにインプレッション(見る人)の多い夕方以降の時間帯に投稿してます。他愛もないことを言うときは、みなさん仕事や家事で忙しい日中の時間帯に投稿するようにしてますね。

ーータイミングすら計算されていたとは・・・全てがノウハウですね。(メモメモ)

さくらさん改め 藤野さんの秘密・・・?

ーー「呪術廻戦」と喜久福のコラボ、そして「さくらさん」の存在が、お茶の井ヶ田さんの大きなターニングポイントのひとつになったのではないでしょうか。その意味でまさに藤野さんは「さくらさん」のキーマン。
藤野さんの今後のご活躍が楽しみです!

藤野:いえ、実はもうお茶の井ヶ田にはいないんです。

え~~~~~!?!?

私たちの癒やし「さくらさん」はどうなっちゃうの!?

次回

SNSのプロ、藤野さんの行方に迫ります・・・!

文:みんちゃん

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